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国立科学博物館

永遠の命に科学のメス/ミイラ展 特別展の開幕初日レポート!

投稿日2019年11月03日
訪問時期2019年11月
ユーザー animoさん
@mouth.title

国立科学博物館で開催されているミイラ展についての口コミです。

ミイラ展と名のつくエキシュビションは、エジプト展や南米文化展など地域を限った狭い分野では今まで何度も開催されていますが、今回のように世界中からいろんなタイプのミイラを集めた展覧会はかなり珍しいものです。

今回のミイラ展の見所は、なんといってもその出展のバラエティさと、実際に日本へと運ばれてきたミイラを科学的に、そして医学的に分析をかけた所。
病院の協力を得てミイラをCTスキャンし、体の中の状態や外側からは見えない隠された部分に科学のメスを入れたそうです。

そして、色々な新発見が発表されていました。

例えば・・・・
ミイラが手の中に握っていた不思議な塊が、今回の調査で見つかったそうです。
外見からはその存在は全く把握できませんでしたが、CTスキャンをかけたことで、何か小さな物体を握っているのが分かり、その映像を元に3Dプリンターで復元したところ、ミイラが手にしていたのは、なんと乳歯だと言うことが分かったそうです。

また、日本のミイラでも面白いことが判明しました。
江戸時代の本草学者さんがミイラの研究をしていて、最終的には自然死する自分の体を実験台にして、壮大な実験を行っていたことが今回のCTスキャンにより判明しました。
学者さんは、死の前にお弟子さんに「死後、しばらくしたら墓を掘り起こしてほしい」と依頼してこの世から旅立ちました。普通ならばそんな気持ち悪いこと誰がするか・・・と思いますが、学者さんのお弟子さんは真面目なのでしょうね。師匠の伝言を守り、数年後に墓を開いたそうです。
すると師匠の姿は、お棺に入れたそのときの姿のままミイラ化していたそうです。通常、日本の気候では死体のミイラ化は起こりませんが、なぜ、師匠はミイラとなることができたのでしょうか。
その理由を明らかにしたのもCTスキャンです。CTスキャンは学者さんの体内に残されたあるモノをクッキリと映し出しました。
実は、本草学者さんは、死の直前にあるモノを大量に飲み込んでいたそうです。
あるモノとは、「柿の種」(お菓子ではなく、果物です)。
柿の種に含まれる物質タンニンの防腐作用に目をつけ、死体の中にタンニンが大量に入っていれば人間の死体も腐らないのではないかと考えた学者さんは、自分の死に際に柿の種を大量に飲み込み、見事、その実験は大成功した・・・ということでした。
そんなマッド・サイエンティスト的なの本草学者さんのミイラも、展覧会では展示してありました。

とにかく、そんな面白い話がゴロゴロしている展覧会でした。

展覧会場は写真・動画すべて禁止です。
国立科学博物館のポリシーで、ミイラご自身の肖像権の問題・・・らしいことが一般展示室のミイラのところに書いてありました。

ミイラ展の混雑状況ですが、初日はぎゅうぎゅうではありませんでしたが、それなりに混雑していました。
時間は入場してからたっぷり1時間以上とっておけば、大丈夫でしょう。
私は会場内を2周じっくりと見て、所要時間2時間でした。

エジプトのファラオのミイラ・マスクに自分の顔をはめ込むお遊びコーナーもあり、楽しめます。

展覧会の対象年齢は小学生以上です。
会場内の説明板は漢字が多いので、漢字が読めない子供には大人の解説が必要となります。
また、ミイラが永遠の命を維持する死体であると言うことを理解できない年代の子供には展示内容はつまらなく、飽きてしまうか怖がってしまい、大人はゆっくりと展示を楽しむことは難しくなります。私自身も会場内で、そのようなお子様の姿を目にしました。子供と一緒に行くことを考えている場合は年代や子供の性格を考慮するほうがよいですね。

総合評価★★★★★
利便性★★★★★
雰囲気★★★★★
展示数★★★★★
混雑度★★☆☆☆
おすすめ度★★★★★
おすすめの同行者一人
所用時間2時間

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